高校卒業者の進路について(山形県)

令和3年3月、山形県内の高等学校(全日制・定時制)卒業者数は、9,381 人(男子 4,805 人、女子 4,576 人)でした。

卒業者の進路別内訳をみると、「大学等進学者」が 4,355 人(男子 2,066 人、女子 2,289 人)で46.4%と最も多く、次いで「就職者等」2,566 人で27.4%、「専修学校(専門課程)進学者」1,858 人で19.8%などとなっています。

山形県の高校卒業者の大学等進学率は、46.4%(男子 43.0%、女子 50.0%)で、全国平均の57.4%(男子 55.2%、女子 59.6%)と比べて、低い値となっています。特に、男子の進学率の低さが目立っている状況です。

さらに、大学等進学者を進学先別にみると、「大学(学部)」が 3,821 人(男子 1,995 人、女子 1,826人)、「短期大学(本科)」474 人(男子 46 人、女子 428 人)などとなっています。

〔参考文献:山形県みらい企画創造部統計企画課による令和3年度 学校基本調査 卒業後の状況調査報告書〕

【所見】
山形県の高校卒業者の大学等進学率は46.4%で、全国平均の57.4%と比べて、低い値となっています。この結果から考えられることは、「生徒の学力不足」よりも、「保護者の経済力不足」「親子が遠距離となる不安」「生徒の学習意欲の不足」などが大きな要因であると考えられます。

日本の大学について

山形県の高校卒業者の大学進学率は、全国平均と比べると低い状況ですが、進路となる大学は、どのような種類があるのでしょうか?

日本の大学の数について

2021年4月、日本の大学数は788校。そのうち、「私立大学」が75.1%、「国立大学」が10.4%、「公立大学」が11.8%となっています。したがって、日本の大学は、「私立大学」が4分の3を占めており、かなり大きな割合であることがわかります。

「国立大学」と「公立大学」を比べると、大学数では「公立大学」が「国立大学」を上回っています。しかし、学部学科数・学生数については、単科大学が多い「公立大学」よりも、総合大学である「国立大学」が、大きく上回ることになります。

大学の入試制度について

大学入試制度は、「国公立大学」と「私立大学」の大きく2つに分けられます。「国公立大学」では、基本的に共通テストと2次試験(個別学力試験)で決まりますが、「私立大学」では、各大学で入試制度が決められているため、大学によって入試制度が大きく異なります。

「国公立大学」の入試制度

  • 一般選抜:〔1次〕共通テスト+〔2次〕個別学力試験
  • 総合型選抜(旧AO入試)
  • 学校推薦型選抜(推薦入試)

《総合型選抜の仕組み》
総合型選抜では、「その大学でこんなことを学びたい」という意欲や入学後の目標が重視される。学校長の推薦は基本的に不要。書類審査や面接だけでなく、知識や思考力・表現力等、多面的に評価する選抜方法が増えている。
引用元「Benesseマナビジョン2023年度総合型選抜の仕組み」

「私立大学」の入試制度

  • 一般選抜:入試は3教科が基本 ⇒ 〈文系〉国・英・他1教科、〈理系〉英・数・理
  • 総合型選抜(旧AO入試)
  • 学校推薦型選抜(推薦入試)
  • 共通テスト利用

 

大学の難易度について

大学の難易度については、大手予備校が合格基準偏差値ランクの一覧表(難易度ランク表)を公表しています。大学受験生の多くは、その難易度ランクを目安にして、「挑戦校」「本命校」などを決めているようです。

それから、予備校などの受験関係の業界では、大学を難易度の近いグループに分けた呼び方がよく使われています。皆さんも耳にしたことがあるかと思いますが、業界でよく使われている主な大学群の名称を紹介します。

旧帝大 (最上位国立大学群)

北海道大学/東北大学/東京大学/名古屋大学/京都大学/大阪大学/九州大学

早慶 (私立大学の2傑)

早稲田大学/慶應大学

MARCH (首都圏の難関私立大学群)

M:明治大学/A:青山学院大学/R:立教大学/C:中央大学/H:法政大学
更に、G:学習院大学をつけてGMARCHと表現するのが主流となってきた。

日東駒専 (首都圏の中堅私立大学群)

日本大学/東洋大学/駒澤大学/専修大学

関関同立 (関西圏の難関私立大学群)

関西大学/関西学院大学/同志社大学/立命館大学